2025 FIM世界耐久選手権(EWC) Rd.3 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選

日程 2025.08.01 , 08.02
サーキット 鈴鹿サーキット (三重県)
ライダー グレッグ・ブラック / ダン・リンフット / 渥美 心
予選 7位

YOSHIMURA SERT MOTUL、鈴鹿のグリッド7番手からスタート

YOSHIMURA SERT MOTULは、2025年FIM世界耐久選手権第3戦「第46回コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久レース」の公式予選で7番手を獲得した。ディフェンディングチャンピオンのYOSHIMURA SERT MOTULは、グレッグ・ブラック選手、ダン・リンフット選手、渥美心選手の3名のオフィシャルライダーで本大会に挑んだ。また、昨年同様、エティエンヌ・マッソン選手はスズキCNチャレンジチームに加わり、「エクスペリメンタルクラス」での参戦となる。

全チームは、8月1日に行われた2回の公式予選セッションと2日に行われたTOP10トライアルに挑んだ。ダン・リンフット選手は特に素晴らしい走りを見せ、2分05秒520という好タイムを記録し、自身のセッションで2番手に入った。また、日本のサーキットを熟知している渥美心選手も非常に速く、2分05秒828をマークし、チームのスズキGSX-R1000Rの高いポテンシャルと安定したセットアップを証明した。昨年は負傷により欠場していたグレッグ・ブラック選手も、2分06秒339という自己ベストタイムを記録した。
各チームの予選上位2ラップの平均タイムをもとに、チームは鈴鹿特有の「トップ10トライアル」に向けて4番手についた。このセッションは上位10台のスターティンググリッドを決定する、2名によるタイムアタックスプリントだ。チームの最初の走者、渥美心選手がコースインし、2分06秒828を記録。数分後、ダン・リンフット選手がチームメイトのタイムを上回る2分06秒247をマークした。

加藤陽平 チームディレクター
昨年は準備期間中にさまざまな問題に直面しましたが、今年はそれとは対照的に、すべてが順調に進みました。そのおかげで、マシンのパフォーマンスに集中することができ、フリープラクティスでも予選でも非常に良い結果を得ることができました。チャンピオンシップ争いでは、私たちは主要なライバルに対して互角の戦いができています。トップ10トライアルは7位という結果に終わりました。もう少し上位を狙っていたので残念ではありますが、レースにおいてはそれほど重要ではありません。明日は新たな一日です。レース序盤では焦らず落ち着いて展開を見極めること、そしてライバルにプレッシャーをかけ続けることが求められます。厳しいレースになるとは思いますが、チーム全員が強いモチベーションを持っています。必ず目標を達成します!

ダミアン・ソルニエ チームマネージャー
私たちは非常に良い予選を行うことができ、日本の強豪3チームのすぐ後ろという結果で終えました。フル参戦チームの中では最上位となり、目標を達成できました。スーパーポールの後、チームは数ポジション順位を落としました。もちろん、望んでいた結果ではありませんが、レースは長丁場ですし、準備は万全です。明日には状況も落ち着くはずです。マシンは堅実で信頼性も高く、私たちのチームはピット作業でも常に非常に効率的です。全力を尽くし、少しアグレッシブに攻めて、できる限り多くのポイントを持ち帰りたいと思います。

グレッグ・ブラック 選手 [ライダーブルー]
予選では、自分たちの速さを証明することができました。厳しいコンディションの中、チームはマシンに対して素晴らしい仕事をしてくれました。ここ鈴鹿は非常に暑く、路面温度は60℃にも達します。私たちは予選中にレース用のセッティングに多くの時間を割いたため、トップ10トライアルで最適なポジションを得ることはできませんでした。トップ10トライアルはいつも特別なセッションですからね。とはいえ、3人全員がレースでしっかりとしたペースを持っていることは分かっています。自信を持って、表彰台を目指します。

ダン・リンフット 選手 [ライダーイエロー]
いつも通り、3人のライダー全員がベストなセッティングとフィーリングを見つけられるよう、一貫して作業を進めてきました。その成果はしっかりと結果に表れました。予選セッションではとても調子が良く、マシンに関する多くの情報を得ることができ、それをチーム全体で共有することもできました。ただ、今朝のフリープラクティスで少しミスをしてしまい、トップ10トライアル直前に少し自信を失ってしまいました。7番グリッドというのは本来目指していた位置ではありませんが、もちろん最も大事なのは予選ラップではなく8時間の決勝レースです。明日には自分たちの本来の位置に戻れると信じています。グレッグがきっと素晴らしいスタートを決めて、前に出てくれるはずです!

渥美 心 選手 [ライダーレッド]
今週の準備期間は、2回の予選セッションまでは非常に順調に進みました。ペースも良く、3人ともマシンに対していいフィーリングを持てていました。しかし今朝のフリープラクティスでは、同じパフォーマンスを出すのに少し苦戦し、その状況はトップ10トライアルでも続いてしまいました。最初はスターティンググリッドでの最終ポジションに少しがっかりしましたが、その後気持ちが変わりました。何より大切なのは、レースでしっかりしたペースがあるということです。

Qualifying

positionTeamMachineBest Lap
1Honda HRCHonda CBR1000RR-R SP02:04.290
2YAMAHA RACING TEAMYamaha YZF-R102:04.316
3AutoRace Ube Racing TeamBMW M1000RR02:05.001
4SDG Team HARC-PRO.HondaHonda CBR1000RR-R02:05.477
5BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM BMW M1000RR02:05.508
6YART – YAMAHAYamaha YZF-R102:05.729
7YOSHIMURA SERT MOTULSuzuki GSX-R1000R02:06.247
8SDG-DUCATI Team KAGAYAMADucati Panigale V4 R02:06.323
9TeamATJ with docomo BusinessHonda CBR1000RR-R SP02:06.331
10Astemo Pro Honda SI RacingHonda CBR1000RR-R02:06.581

Rd.3 – 8 Hours of Suzuka – Final


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