YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN　渡辺一樹がレース1、2で表彰台を獲得！

YOSHIMURA SUZUKI RIDEWINの初陣となる全日本ロードレース選手権が、こちらも新たに名を変えたモビリティリゾートもてぎで開催された。
この新チームでチームマネージャーに就任した加賀山就臣と、スピードも実力もあるライダーの渡辺一樹にてシリーズチャンピオンを目指し、開幕戦に挑んだ。

前週に行われた事前テストから本格的に始動した新チームは、ライダー、そしてチームにもSUZUKI GSX-R1000Rのノウハウが豊富にあることが強み。開幕戦ということで木曜日の特別スポーツ走行からスタートしたレースウイークでは、例年より気温が上がらない難しいコンディションの中、マシンをセットアップしていった。

公式予選（土曜日）
セッション終盤に1分47秒台に入れリーダーボードのトップに立つが、最終アタックをしてきた#1中須賀選手（YAMAHA）に逆転され2番手。レース2のグリッドを決めるセカンドラップタイムでも2番手となり、両レースをフロントロウ真ん中からスタートすることになった。

レース1（土曜日）
ウォームアップラップを終えグリッドについた際、1台のマシンのエンジンがストールしスタートがディレイ。予定されていた周回数から1周減算し14周で争われることになった。
渡辺はスタートダッシュを決め、真っ先に1コーナーに入っていくが、ポールポジションスタートの中須賀選手に2コーナーでインを取られ2番手となった。その後、渡辺は中須賀選手のテールをピタリとマークし、後続を引き離しながらチャンスを伺う。久し振りの実戦レースだと感じさせない渡辺ではあったが、レース終盤にペースを上げることができず2位でゴール。

レース2（日曜日）
スタート直前の雨によりディレイとなり、2周減算の21周で争われることになった。雨量は少ないものの路面はウエットの中でレースがスタート。タイヤ選択に悩む各チームであったが、ウエットタイヤを選択しグリッドに着く。
渡辺はスタートで3番手につけると、3コーナーで#2濱原選手（HONDA）をかわして2番手、ダウンヒルストレートで、中須賀選手をかわしてトップに浮上。オープニングラップをトップで終える。路面コンディションを確認しながら各ライダーが走行を重ね、徐々にペースを上げる中、渡辺もこれに対応するが中須賀選手、#29岡本選手(YAMAHA)、濱原選手に続く4番手に降順。
濱原選手との3番手争いを繰り広げ、9周目の2コーナーで前に出るが、前を行くヤマハファクトリー2台からは既に遅れを取っており、その後は単独走行となる。そのまま周回を重ね3位でチェッカーフラッグを受け、難しいレースを戦い抜いた。

渡辺一樹 ライダー コメント

まず無事にレースを終えられてよかったという気持ちと悔しい気持ちが入り混ざっていますが、またレーシングライダーとしてレースを戦えることを、応援していただいている多くの皆さんに感謝いたします。事前テストからコンディションが安定せず限られた時間の中でしたが、レース1では、中須賀選手と一緒に走れる時間も多かったですし収穫がありました。ウエットとなったレース2では、ドライでスポイルされていた課題が見えて来た部分もあるので、そこを改善していきたいですね

加賀山就臣 チームマネージャーコメント

まずはYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINとして開幕戦を戦い終えられたことを、応援してくださっているスポンサー、ファンの皆さんに感謝いたします。予選は、2番手でしたが、いい手応えがありレースに挑みました。両レースとも難しいコンディションの中、渡辺が2位/3位と表彰台に上がってくれました。次戦に向けて課題も見えて来ているので、より攻められるマシンを渡せるように力を入れます。次戦、鈴鹿2&4レースもご期待ください

JSB1000 公式予選結果

JSB1000決勝 レース1正式結果

JSB1000 公式予選セカンドベストタイム

JSB1000決勝 レース2正式結果

JSB1000ポイントランキング