2024 FIM世界耐久選手権(EWC) Rd.2 スパ8時間レース 予選

日程 2024.06.08
サーキット スパ・フランコルシャン・サーキット (ベルギー)
ライダー グレッグ・ブラック / エティエンヌ・マッソン / ダン・リンフット
予選 3位

ヨシムラSERT Motul スパ8時間の決勝は3番手グリッドからスタート

2024年シーズンのFIM世界選手権シリーズチャンピオン奪還を目標に掲げているヨシムラSERT Motulは、2戦目となるスパ8時間耐久レースを3番グリッドからスタートする。

2度に行われる予選では、3選手のベストラップから速いタイムを記録した2名の平均タイムで順位が決まる。この計測にて2’19.357が予選結果となったヨシムラSERT Motulは、3番手グリッドと貴重な3ポイントを獲得した。

この2つのベストタイムは路面温度の状況もあり、共に予選1にて記録された。まずはチームで最初に出走したライダーブルーのグレッグ・ブラック選手。このセッションで2’19.360をマークし3番手となる。続くライダーイエローのエティエンヌ・マッソン選手はスズキGSX-R1000Rの速さと性能を最大限に生かして2’19.353のタイムを出し2番手でセッションを終える。

最後にアタックしたライダーレッドのダン・リンフット選手は2’20.040にて4番手で予選1を終えた。

続く予選2でも3選手は最後までアタックし続け、グレッグ・ブラック選手(2’19.458)とエティエンヌ・マッソン選手(2’19.671)はタイム更新ができなかったが、各グループでトップとなる。一方、ダン・リンフット選手は予選1から大きくタイムを更新し2’19.581にてグループ2番手で予選を終えた。

加藤陽平 チームディレクター
今日は一日安定していて、決勝に向けてのポテンシャルも確認できました。3選手全員が良い走りをしていますし、グリッドで前にいる2チームとの競争力は十分にあると思います。今回はたった8時間のレースなので、コース上でもピット作業でもミスは許されません。最後まで集中力を切らさずに、このレースでも良い結果を残したいと思います。

ダミアン・ソルニエ チームマネージャー
今日行われた予選での取り組みはとても良かったと感じています。グレッグとエティエンヌは予選1で好タイムをマークし、ダンは予選2で大きな進歩がありました。このタイムアップは彼にとっても決勝に向けての良い自信となった事でしょう。この短い8時間のレースでは、ミスなくペースを保つことが目標になります。24時間レースとは少し違った戦略になりますが、準備は万端です。

グレッグ・ブラック [ライダーブルー]
予選1でもう少しタイムを縮める余地があると感じて改善面も明確にしていました。それなので予選2のアタックでより良いタイムを期待していたのですが、残念ながら限られた時間内で、結果には繋がりませんでした。何れにしてもレースに向けて良い状態で自信もあります。そしてチャンピオンシップでのポイントも獲得できたので良い1日となりました。

エティエンヌ・マッソン [ライダーイエロー]
まずは良いグリッドからレースをスタートさせ、できるだけ早く逃げ切り、リスクを避けることが狙いだったので、3番手発進となって良かったです。マシンもチームも完璧で雰囲気も良いです。明日はスプリントレースになります。ペースを維持するためにはアタックし続ける必要がありますが、焦らずに攻めていきます。それが8時間での重要なポイントになります。

ダン・リンフット [ライダーレッド]
今日の予選3番手という結果を振り返り、チームとしては一つでも前のグリッドを獲得できれば良かったのでしょうが、チーム全体がうまく機能していてペースも安定していたので、特に問題は感じていません。チームメイトのグレッグとエティエンヌが予選1で素晴らしいタイムを出してくれたのに対して、自分はちょっと遅れがありましたが、予選2ではクリアラップが取れてタイムを縮めることができました。決勝に向けての準備は万端です。レースでは必ず良い結果を残したいと思います。

順位チームマシンベスト平均タイム
1YART YAMAHAYAMAHA YZF-R12’18.587
2F.C.C. TSR HONDA FranceHONDA CBR1000RR-R2’19.278
3ヨシムラSERT MOTULSUZUKI GSX-R1000R2’19.357
4BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMBMW M10000RR2’19.820
5HONDA VILTAIS RACINGHONDA CBR10002’20.287

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