2026 FIM世界耐久選手権(EWC) Rd.1 ルマン24時間レース 予選

日程 2026.04.16 , 04.17
サーキット ブガッティサーキット (フランス)
ライダー グレッグ・ブラック / エティエンヌ・マッソン / ダン・リンフット
予選 6位

ヨシムラSERT Motulは本日4月17日(金)、激しい争いとなった2回の予選セッションを終え、ル・マン24時間レースのスターティンググリッドで6番手を獲得しました。クラッシュに見舞われながらも、日仏混成チームは2026年FIM世界耐久選手権(EWC)開幕戦に向けて、レースに向けた強力なセットアップを整えています。

FIM世界耐久選手権は今週末、ル・マンのブガッティ・サーキットで開催される第49回ル・マン24時間レースで開幕します。本大会で最も成功を収めてきたチームであるヨシムラSERT Motulは、この伝説的なサーキットでの勝利奪還に向け、フロントロウ獲得を明確な目標として予選に臨みました。

レギュラーライダーであるグレッグ・ブラック選手、エティエンヌ・マッソン選手、ダン・リンフット選手の3名が、今年は#12を付けたスズキGSX-R1000Rで参戦します。ダン・リンフット選手は2025年大会ではテスト中の肩の負傷により欠場し、リザーブライダーの渥美心選手が代役を務めましたが、今季開幕戦ではしっかりとペースを取り戻しています。今大会には過去最多となる60チームがエントリーしており、レベルの差はあるものの非常に競争の激しいフィールドとなっています。

最初の予選セッションは好天の中で行われ、グレッグ・ブラック選手は1分35秒399を記録しブルーグループで5位。エティエンヌ・マッソン選手は赤旗中断の影響を受けながらも1分35秒481でイエローグループ2位となりました。ダン・リンフット選手は1分36秒106で自身のセッション6位となりました。

しかし本日の第2予選はチームの流れを崩す展開となりました。グレッグ・ブラック選手はセッション4周目でクラッシュし、早々にピットへ戻ることに。それでも1分35秒749を記録し、グループ9位となりました。続いてエティエンヌ・マッソン選手はレースバイクでコースインし、トラフィックに阻まれながらも1分35秒294でイエローグループ5位。ダン・リンフット選手は中古タイヤで1分35秒430までタイムを上げ、レッドグループ7位となりました。これらの総合結果により、チームは競争の激しい中で6番手に位置することとなりました。

昨年のル・マン24時間では波乱のレースの末に総合6位、そして2025年EWCではランキング2位を獲得したYoshimura SERT Motul。加藤陽平チームディレクターとダミアン・ソルニエチームマネージャーが率いるチームは、今回の24時間レースに向けて引き続き集中しています。目標はただ一つ、勝利です。今回の予選結果はチームの準備状況やその目標を反映するものではありません。

加藤陽平 チームディレクター
この結果は決して満足できるものではありませんが、昨日は本日に向けた準備を優先した判断でもありました。グレッグのクラッシュにより十分なアタックができなかったことは残念ですが、レースはまた別の展開になります。このグリッドポジションが私たちの本来の力を示しているとは考えていません。2年ぶりのル・マン優勝に向けて、全力で挑みます。

ダミアン・ソルニエ チームマネージャー
予選6位では追加ポイントは獲得できず、あと一歩届きませんでした。ただ、レースはまだこれからです。ル・マンは難しいレースになるでしょう。予選と本番は全く別です。正直、もう少し上にいけたはずだという悔しさはありますが、バイクの仕上がりにはライダーたちも満足しています。60台ものマシンが走るため、非常に神経を使う展開になるでしょう。スタートの瞬間から集中力、スキル、スピード、そしてミスをしないことが求められます。大きな見どころのあるレースになるはずです。準備はできています。

グレッグ・ブラック [ライダーブルー]
バイクのフィーリングは良く、レースペースも良好で、チーム全体としてもいい状態です。今日はプッシュして速いラップを狙うコンディションでした。予選用タイヤでアタックに入りましたが、最終コーナー手前でバイクを傾けた際にサンプ(オイルパン)を擦ってしまい、そのまま転倒してしまいました。良いラップだっただけに残念です。チームメイトが良いタイムを出してくれると信じています。コース上はまだ難しい状況で、台数というよりレベル差が影響していますが、それも含めて対応するしかありません。

エティエンヌ・マッソン [ライダーイエロー]
昨日は順調だっただけに少し悔しいです。新品タイヤは今日に温存する戦略だったので、昨日はその中で満足できるタイムでしたが、今日はグレッグのクラッシュがありました。自分の走行では少し慎重になっていましたし、良いラップのときに他のライダーに引っかかってしまいました。ただ、バイクはとても良く仕上がっています。レースは長いので、予選よりも本番で強さを発揮できると思います。

ダン・リンフット [ライダーレッド]
正直、簡単な展開ではありませんでした。天候は安定していましたが、すべてのセッションでクリーンな走行ができたわけではありません。グレッグのクラッシュもあり、タイヤ戦略も変更しました。本来望んでいたグリッド位置ではありませんが、受け入れて24時間レースに集中するしかありません。バイクのフィーリングは良く、うまくいっている部分も多いです。何が起こるかわからないのが24時間レースですし、僕たちはレースで強さを発揮するチームです。楽しみにしています。

1YART Yamaha Official EWC TeamYAMAHA YZF-R11:34.335
2BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMBMW M1000RR1:34.367
3AutoRace Ube Racing TeamBMW M1000RR1:34.633
4F.C.C. TSR Honda FranceHonda CBR1000RR-R1:35.006
5Elf Marc VDS Racing Team/KM99YAMAHA YZF-R11:35.030
6Yoshimura SERT MotulSUZUKI GSX-R1000R1:35.346

第49回ル・マン24時間レース(2026年FIM世界耐久選手権開幕戦)は、現地時間2026年4月18日(土)15時にスタート予定です。


×