Rd.4 モンツァ

日程 2012.05.04 , 05.05 , 05.06
サーキット モンツァ (イタリア)
ライダー レオン・キャミア / ジョン・ホプキンス
予選 12位
9位
本戦 レース1: 中止/レース2: 15位
レース1: 中止/レース2: 出走せず

レポート

WSBK第4戦は前戦オランダ大会と同様に大気の状態が安定せず、変わりやすい天候に翻弄され難しいコンディションでのレースとなった。

ドライコンディションで行われた公式予選1回目。ジョン・ホプキンス選手(以下、J・ホプキンス選手) は12番手のタイム、レオン・キャミア選手(以下、L・キャミア選手)が13番手のタイムで1日目のセッションが終了。

公式予選2回目はウェットコンディションの中で行われたが、完全なウェットではなく所々乾いている路面もある難しいコンディションで争われた。このコン ディションはそのままラップタイムに影響し、全てのライダーが前日のタイムを更新する事は無く、公式予選1回目のタイムがそのままスーパーポール (予選タイム上位16台) 進出の結果に繋がった。

スーパーポール前に行われたフリー走行では路面コンディションがドライとなったが、スーパーポールが始める頃には再びウェットコンディションへ。その影響でスーパーポールは3回から2回へ変更となった。
20分間で争われたスーパーポール1。J・ホプキンス選手は終了間際の最後のアタックで果敢に攻めるが9番手のタイムとなる。L・キャミア選手は16台中 12番手のタイムとなる。結果スーパーポール2 (スーパーポール1上位8台) への進出を逃し、決勝レースのスターティンググリッドはJ・ホプキンス選手、L・キャミア選手ともに3列目からのスタートとなった。

決勝レース1、2周を消化し3周目に入ったところで雨が降り始め、赤旗中断となる。この間にJ・ホプキンス選手はハイサイドを喫してしまいリタイアとなっ てしまう。時間を置いて仕切り直しとなったレース1だったが各ライダーがスターティンググリッドに着き、コースコンデョションの確認を待っているタイミン グで激しい雨に見舞われてしまう。天候不良の為、レースの継続が危険と判断されレース1は中止となった。
またレース1でハイサイドを喫したJ・ホプキンス選手は転倒の際、右足を骨折してしまいレース2をキャンセルする事となった。

周回数が18周から16周へ変更され開催となったレース2。雨も上がりドライコンディションでの開催となったが、トラックの一部にウェットパッチが残る コース状態。今にも雨が降り出しそうな中、レースはスタートしたが9周目に差し掛かると再び雨がコース上に落ちて来た為、レースは赤旗中断となる。この時 点でL・キャミア選手は15番手を走行していたが、レース2は周回数が半分を消化していた為ハーフポイントで成立となった。

加藤 陽平 コメント

アッセンに引き続き、天候不順に振り回されたレースでした。ここモンツァは一度路面が濡れると乾きが非常に遅く、レインタイヤでの走行を余儀なくされます。しかも雨が降っていない状況でレインタイヤの走行は全チーム、タイヤがローしてしまうという問題を抱えていました。特に酷い時には、たった計測1周でダメになってしまうのです。

レース1は何とかドライタイヤでスタートできましたが、ウェットパッチの影響でホプキンス選手がハイサイド転倒を喫してしまいました。その直後に雨が落ち始め、レースはキャンセルとなりました。

レース2も非常に難しいコンディションの中スタートしましたが、数周したところで再び雨が落ち始めレース終了となってしまいました。その時点でキャミア選手は序盤でミスをして順位を落としていましたが、赤旗の出た周回では4台を抜いてこれからという中での中断、順位も前周回時点の順位となり、チームとしては非常に残念な結果でした。

次戦はチームの地元イギリスでのレースとなります。全力で戦いますので応援よろしくお願いします。


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