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MFJ全日本ロードレース選手権

Rd.7 オートポリス

2019 JSB1000

日程サーキットライダー 予選1予選2レース1レース2
2019年10月5日、6日 オートポリス
(大分)
#12 加賀山 就臣 10位10位9位9位
#26 渡辺 一樹 7位7位6位6位

9月の岡山ラウンドから約1ヶ月、九州で唯一開催されるオートポリスで全日本ロードレース第7戦が開催された。
オートポリスは九州阿蘇の外輪山に位置し、緑に囲まれた美しいコース。しかしその美しさとは対照的に高低差52メートル、最大上り勾配7.2%、 下り勾配10%のアップダウンの激しいテクニカルコース。タイヤに厳しいサーキットとも言われタイヤマネジメントが大切となってくる。

レースウィークの前週に行われた事前テスト、コンディションが良くなかったこともあるがヨシムラスズキMOTULレーシングは思うようにタイムを上げられなかった。
迎えたレースウィーク初日のART合同走行。
テストで生じた課題を解決すべく様々な方向性を模索する事からの調整に費やす1日となってしまった。
セミウェットの1本目、渡辺一樹1分50秒110、加賀山1分51秒949。
ドライコンディションとなった2本目、渡辺1分48秒830、加賀山1分49秒097と共にタイムアップを果たすものの解決には至らなかった。

迎えた公式予選。朝から爽やかな好天となる。
今大会は2レース制。45分間の計時予選のベストタイムがレース1のグリッド、セカンドタイムがレース2のグリッドとなる。
この45分間もマシンの調整に充てた。加賀山も渡辺もマシンの大きな変更を加えて精力的に走り込み徐々に上向いてくる。
渡辺はベストタイム1分47秒915でレース1は7番グリッド、セカンドタイム1分48秒083でレース2の7番グリッドを獲得する。
加賀山は1分48秒806でレース1を10番グリッド、セカンドタイム1分48秒908でレース2は10番グリッドからスタートする。

公式予選と同日の15:20に20周による決勝レース1スタート。
4列目10番グリッドの加賀山が上手いスタートを切り6番手で第1コーナーに進入する。
渡辺は7番手。加賀山、渡辺と続く。オープニングラップは加賀山7番手、渡辺8番手で通過する。

2周目の第2ヘアピン手前の250Rで渡辺が加賀山をかわしてポジションを上げる。
さらに渡辺は前を走る岩戸選手(カワサキ)を追いかける。
5周目に1分48秒730のベストラップをマーク、トップとほぼ同じラップタイムで走行して徐々にその差を詰めて10周目にはピタリと背後に迫る。
そして11周目の第2ヘアピンの進入でインに飛び込み6番手に浮上する。
その後も安定して1分49秒台前半のラップタイムを刻んでレース1は6位でフィニッシュする。

加賀山は得意のスタートで3つポジションを上げ、2周目にベストタイム1分49秒888をマークするが、その後はペースを上げることができず1分50秒台のラップタイム。
タイヤを上手く機能させることができずグリップ不足に悩ませられながら走行を続ける。
加賀山は9位でレース1をフィニッシュする。

翌決勝日、朝方に降った雨で路面は濡れていたがその後天候は回復。
決勝レース2が行われる頃は完全にドライとなる。
14:35、20周による決勝レース2がスタート。
渡辺は3列目アウト側から綺麗なスタートを決めて6番手、加賀山はフロントを浮かせてしまったものの、 4列目アウト側からスーッとインへ切れ込み8番手で第2コーナーを立ち上がると第1ヘアピン立ち上がりの100Rで岩戸選手(カワサキ)をかわして7番手に浮上。
オープニングラップは渡辺6番手、加賀山7番手で通過する。

このウィーク、流れが悪かった渡辺は思い切って大きくセットを変更した。
爆発的に向上したわけではないが、それが功を奏してレース1を6位でフィニッシュできるまで修正してきた。
レース2は3周目にパーソナルベストの1分48秒377をマークすると、先頭グループの中で走行する。
ラップタイムペースもワークスマシンがひしめく中でトップとほぼ同じタイム。
7周目までは高橋巧選手(ホンダ)を押さえて周回を重ねる。
しかし中盤以降先頭集団がラップタイムペースを上げたのについて行けず1分49秒前半から中盤のペース。
渡辺は6位でチェッカーを受けた。

加賀山は3周目にベストタイムの1分49秒637をマークするが、その後は50秒台のラップタイムペース。
レース1からタイヤの硬さを変えて臨んだが、レース2でもタイヤをグリップさせることができず 9位でフィニッシュする。

オートポリスサーキットと相性が悪いわけでは無いが、今年は上手く噛み合わなかったヨシムラスズキMOTULレーシング。
しかし、レースウィークに入ってからアジャストさせることができたのはチーム力の高さを物語っている。
渡辺はレース2ではトップ争いに絡める地力を確認することができた。そこで走らなければわからない情報を得ることができたし最終戦に向けて貴重なデータを収集した。
メーカーファクトリーに混じって闘うにはベースのポテンシャル的に厳しいがチームの智恵と技術力でバイクの戦闘力を上げている。
次戦はいよいよ最終戦鈴鹿。
春の2&4レースでは好感触を得ているし、鈴鹿8耐でも走ったデータを活かして全国のヨシムラファンに集大成の走りを魅せるべく全力で臨む。

 

加賀山就臣 選手コメント

他のサーキットでは苦しいながらもアジャストができていたのですが、ここオートポリスは事前テストからタイムを出せず今シーズンで一番苦しい闘いとなりました。
ウィークに入ってエンジンも含めて大きく見直したのですが、レース1では結果も内容も良くなく、レース2では従来の仕様に戻して臨みました。
しかし結果は9位と全く納得の行く内容ではありませんでした。
タイヤも固め、柔らかめの両方試してみましたが共にタイヤを機能させることができずタイヤマネジメントができませんでした。
今年のバイクの仕様がオートポリスと合わないようで、プライベーターの我々にはその原因を追求することができませんでした。
最終戦の鈴鹿は鈴鹿8耐でも走っていますし内容も悪くないのでもっと良い走りができると思います。

 

渡辺一樹 選手コメント

前半戦から岡山まで段々にバイクは良い方向へ向かっていて、特に岡山では大きくセットを変えたことで一段と前進したのですが、それまでのセットがここオートポリスでは何故か合わず事前テストから流れが良くありませんでした。
バイクがバラバラになるのでは、と思える程広範囲に渡り調整したのですが、結局2日間のテストでは解決できず方向性しか見出ませんでした。
ウィークに入っても苦しい状況は変わらずバイクのキャラクターが大きく変わってしまうのですが、 今までは触ってなかったところを変更してみたところ、好感触を得る事ができました。
そのセッティングに辿り着くのに予選までかかってしまいました。
おかげでウィークに入った時は10位前後だろうなと思っていたマシンをレース1では6位入賞まで持って行けました。
もちろん、そんな結果に満足はしていませんが、苦しい流れの中で修正できたと思います。
レース2は序盤に先頭グループの中で走れたことは大きな収穫でした。
トップグループのマシンとの差を真後ろで見られたことは今後のバイク造りに活かせると思います。
今年に入って一番苦しいレースウィークでしたが、最終的にレースでトップ争いに絡めるところまで修正できた事はポジティブに考えています。
最終戦の鈴鹿は春のレースで2分4秒台を出していますし、今シーズンの集大成としてヨシムラファンの前で良い走りができるように頑張りたいと思います。

 

吉村不二雄 社長コメント

岡山まで詰めてきたマシンのセットがオートポリスでは相性が悪く、事前テストでは最初からセットを詰めることとなり、方向性を見つけるだけに留まりました。
ウィークに入ってからもタイヤマネジメントができない厳しい展開が続きました。
渡辺選手はレースの序盤先頭集団の中でトップとほぼ同じタイムで周回できるのですが、後半にタイヤが厳しくなり差が出てしまいました。
タイヤが保たないと言うか、保たせられない事が最大の課題です。
その一因のひとつがマシンの重量です。メーカーのワークスマシンに比べて重たい事がタイヤマネジメントに影響を及ぼしていると思われます。
加賀山選手も同じ症状に苦しんでいました。2台持ち込んだマシンで乗り比べましたが結果的に今年の仕様のマシンで臨みました。
次戦は最終戦の鈴鹿です。相性は悪くないですし、鈴鹿8耐でも実績を残しているので最大限の軽量化を図り、
さらにマシンの戦闘力を上げてファンのみなさまに素晴らしい走りをご覧に入れたいと思います。

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JSB1000決勝 レース1正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 36'13.413
2 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.183
3 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR SP2 +3.409
6

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +17.188
9

加賀山 就臣

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +41.671

JSB1000決勝 レース2正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 36'18.354
2 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.861
3 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR SP2 +2.352
6

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +12.112
9

加賀山 就臣

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +34.657

JSB1000公式予選1

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 1'46.306
2 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR SP2 +0.957
3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.989
7

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.609
10

加賀山 就臣

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +2.500

JSB1000公式予選2

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 1'47.139
2 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR SP2 +0.251
3 水野 涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda CBR1000RR SP2 +0.504
7

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +0.924
10

加賀山 就臣

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.769

JSB1000ポイントランキング

順位ライダーチームポイント
1 高橋 巧 Team HRC 222P
2 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 211P
3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 199P
4 水野 涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda 177P
5 渡辺 一樹 ヨシムラスズキMOTUL 147P
6 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN 141P
7 加賀山 就臣 ヨシムラスズキMOTUL 135P
8 岩戸 亮介 Kawasaki Team GREEN 131P
9 秋吉 耕佑 au・テルルMotoUP RT 124P
10 前田 恵助 YAMALUBE RACING TEAM 90P