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MFJ全日本ロードレース選手権

Rd.9 鈴鹿サーキット

2018 JSB1000

日程サーキットライダー 予選1予選2レース1レース2
2018年11月3日、4日 鈴鹿サーキット
(三重)
#12 津田 拓也 7位7位9位13位
#26 渡辺 一樹 6位5位4位18位
#28 ブラッドリー・レイ 4位6位14位9位

全日本ロードレース最終戦「第50回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿」が三重県:鈴鹿サーキットで開催された。
今シーズンを締めくくる最終戦、ヨシムラスズキMOTULレーシングは急遽3台体制で参戦することにした。今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場したブラッドリー・レイがスポット参戦。

スポット参戦に対しブラッドリー・レイ選手は「全日本選手権最終戦に参戦をするという素晴らしい機会を与えてくれたヨシムラスズキMOTULレーシングとHawkレーシングに、まずは感謝をしたいです。また鈴鹿サーキットでレースができる事にワクワクしているし、とても待ち遠しいです。この最終戦は、天気に恵まれてチームに恩返しができる様な良い走りをしたいと思っています。」と鈴鹿を走ることを楽しみにしていた。

今シーズン、エース:津田拓也のチームメイトとして実力も実績もある渡辺一樹を招き入れた。相手の実力を知っているこの二人は良い刺激を与えながら闘ってきた。前戦岡山(決勝レースは台風24号の影響で中止)終了時点で津田134ポイント:ランキング6位、渡辺129.5ポイント:ランキング7位につけてリザルトでも僅差のライバル関係にある。

最終戦は木曜日の特別スポーツ走行からレースウィークがスタートした。ヨシムラのピットに所狭しに並ぶ5台のマシン。お互いに切磋琢磨し合ってきた津田と渡辺の真ん中にブラッドリー・レイが陣取り、良い緊張感が漂う。初日は渡辺:2 分7秒244、津田:2分7秒765、ブラッドリー:2分8秒046で総合6、7,8番手ときれいに3台が揃った。

金曜日のART合同走行。朝から雲ひとつない快晴。
第7戦オートポリスからマシンのセットを変えて走りが良くなってきた津田、2分6秒974と6秒台に入れて総合7番手。津田はここ鈴鹿で5秒台をマークしているだけにまだタイムを詰める余地がある。トップグループに絡む闘いを展開し表彰台まであと一歩まで来ている渡辺は2本目に2分6秒810をマークして総合6番手につけた。鈴鹿8耐以来の走行となるブラッドリー・レイは精力的に走り込み2分7秒319までタイムアップ、総合10番手につけた。各車公式予選に向けてさらにマシンセットを詰める。

最終戦は2レース制となり各ポイントに3ポイントがボーナスポイントとして加算される。土曜日行われた公式予選は前日までの好天から一転、朝からどんより雲に覆われた。
40分間の計時予選でベストタイムがレース1のグリッド、セカンドタイムがレース2のグリッドとなる。一発のタイムを出せば良いのではなくある程度のアベレージも必要となる難しい予選となった。
コースインして3周目、渡辺一樹が2分6秒693、ブラッドリー・レイが2分6秒335と2分6秒台に入れてくる。渡辺はその後も6秒台を連発する。津田は2分7秒250から入り、7周目に6秒台に入れる2分6秒765をマーク。ブラッドリー・レイは2分7秒台の走行を重ねていたが、公式予選終了間際の10周目に2分5秒438と一気に5秒台に入れるベストタイムをたたき出す。このタイムでレース1の4番グリッドを獲得する。
渡辺も津田も終盤にベストタイムをマーク。渡辺は2分6秒093でレース1の6番グリッド、津田は2分6秒153で7番グリッドを獲得する。
レース2は、渡辺:5番グリッド(2分6秒309)、ブラッドリー・レイ:6番グリッド(2分6秒335)、津田:7番グリッド(2分6秒697)となった。

迎えた決勝日は朝から雨、この週末初めてのウエットコンディション。チームは慌てること無く決勝レースに備える。
10周によるレース1。予選6番手グリッド2列目の渡辺は抜群のスタートを決めてホールショットを奪う!オープニングラップは渡辺4番手、津田7番手、ブラッドリー・レイ12番手で通過する。予選4番手の好位置につけていたブラッドリーであるが、このウィークで初めての雨、しかも初めてのブリヂストンレインタイヤ。今年の鈴鹿8耐でもレインタイヤは履いていないので手探り状態でレースに臨んだ。レース終盤にはタイムアップを果たし14位でフィニッシュする。津田はソフトのレインタイヤを選択し、なかなかラップタイムを上げる事ができず9位でチェッカーを受ける。渡辺は、序盤4秒程度離された先頭集団に徐々に追いつき、8周目には2分16秒595とトップと遜色のないベストタイムで3番手ライダーのすぐ後ろまでつけるが僅かに及ばず悔しい4位でフィニッシュする。

最後の決勝レースとなったレース2。雨は止み、路面コンディションは非常に難しくなっていた。サイティングラップを終えて津田と渡辺はインターミディエートと呼ばれるドライタイヤに近いカットスリックタイヤを選択、ブラッドリー・レイはウェットタイヤを選択した。このタイヤ選択が明暗を分けた。
東コースのレコードラインでは乾き始めたが西ストレートやホームストレート上では水しぶきが上がるコースコンディション。オープニングラップをブラッドリーは9番手で通過するも、津田と渡辺は下位に沈み22番手、25番手で通過する。ブラッドリーはレース1に続くウェットコンディションに手こずり、一時は14番手まで順位を落とすが、徐々に順位を回復させて9位でフィニッシュする。
津田と渡辺は徐々に乾き始めてくる路面に合わせてラップタイムを上げて猛追をかける。レース終盤には津田2分14秒845、渡辺も2分16秒892までタイムアップを果たすが序盤の順位後退が響き、津田13位、渡辺18位でチェッカーを受けた。

ヨシムラスズキMOTULレーシングの今シーズンの闘いは終わった。決して満足のいく結果ではなかったが、
ワークスチームとの差は縮まってきており、確実にマシンの戦闘力がアップしてきている事を魅せてきた。
来シーズンに向け、チーム一丸となり、タイトル奪取を目指すべく動き出している。

今シーズンもヨシムラスズキMOTULレーシングへの熱いご声援を誠にありがとうございました。
更なる高みを目指して頑張りますので来シーズンも引き続きみなさまの応援を何卒よろしくお願いいたします。

 

津田拓也 選手コメント

今シーズンはチームが自分の乗り方や意見に合わせて、細かくセットアップを詰めてくれたおかげで自分もマシンも良い流れの手応えを感じました。
オートポリス、岡山でセッティングや乗り方を変えて自分のペースを出せるようになり自信を持ててきたのですが、鈴鹿サーキットに入ってからそれまでの流れを引き継げずに苦戦しました。
他のサーキットで出来ていたことがここでは通じず、セッティングを元に戻す場面もあり時間が掛かってしまいました。レース1は10周と短いレースだったので、柔らかめのタイヤを選択しましたが、腰弱なフィーリングでタイムをのばすことができませんでした。
レース2では路面は乾く方向だと踏んでカットスリックを選択したのですが路面は変わらず、レース1,レース2共に自分のタイヤ選択ミスで勝負の機会を逸してしまいした。

今シーズンは開幕戦のケガの影響もあり高いポテンシャルを持つGSX-R1000Rの性能を100%活かすことができませんでしたが、シーズン後半には手応えと良い流れを感じたので、さらなる進化をさせるべく準備をしたいと思います。
今年1年間、ヨシムラスズキMOTULレーシングへの熱いご声援ありがとうございました。

 

渡辺一樹 選手コメント

金曜日の午後にチームにお願いして改良を加えたパーツを組み込んでもらったところ、自分の思う方向性と合致しました。
予選では2分5秒台に近いタイムを出して6秒台で周回もできたので良かったと思います。
レース1は、序盤トップグループから離されましたが落ち着いて自分のペースを刻んだところ後ろがついてこなかったのでリスクを覚悟でペースを少しずつ上げて行きました。
前に追いつきさらに勝負を仕掛けようとしたところヘルメットが曇って視認性が悪くなったため表彰台争いができずに残念でした。レース2はサイティングラップを終えたところで路面は乾く方向に行くと判断。
ウォームアップ制の高さとコンディションに対して柔軟性があるカットスリックタイヤを選択しましたが、水膜が残る路面が多く結果的にタイヤ選択を失敗してチームに迷惑をかけてしまいました。
ブラッドリー・レイ選手が出した2分5秒4と言うタイムでも、雨のレース1で表彰台争いまで持ち込める展開をみても闘えるバイクであることを証明できたと思います。
但、ワークスチームの進化の早さついて行けずトップチームに追いつけなかったのが残念です。
今シーズンからヨシムラに加入して、チームの貪欲なまでのマシン開発姿勢に感銘しました。
常にいろいろなことを試してくれたことに感謝しています。
そしてヨシムラを応援してくれる多くのファンの方々の応援にも感謝しています。本当にありがとうございました。

 

ブラッドリー・レイ選手コメント

イギリスで所属しているチームが来年の鈴鹿8耐のためにも、全日本選手権にスポット参戦すべきと考えてヨシムラにコンタクトし、今回の参戦が実現できました。
素晴らしいチャンスを作ってくれたチームに感謝していますし、何よりも素晴らしいバイクとスタッフで迎えてくれたヨシムラにお礼を言いたいと思います。ありがとうございます。
ドライでは今年の鈴鹿8耐での経験があるので、大きな戸惑いもなく走行することができました。
素晴らしいバイクをチームがさらに仕上げてくれて、自己ベストとなる2分5秒438というチームの中で最速タイムを出すことができました。自分自身驚いています。
でも決勝日になって急にウエットコンディションとなり、ブリヂストンのレインタイヤを履いたことがなかったので、少し戸惑いましたが、そこもチームがしっかりとサポートしてくれたおかげで、無事にレースを走りきることができました。
全日本選手権は素晴らしいライダーが揃い、マシンのレベルも非常に高く、とても競争力の高い選手権だと感じました。
とにかくすごいことばかりで、ヨシムラのスタッフと一緒にレースができて、素晴らしい週末になりました。ぜひこの経験を、普段戦っているブリティッシュスーパーバイクでの戦いに生かしたいですし、またチャンスをもらえるならば、来年の鈴鹿8耐もヨシムラスズキから出場したいです。

 

加藤陽平 監督コメント

ブラッドリー・レイ選手の参戦は本人と所属チームからのリクエストに応えて実現させました。
来年の鈴鹿8耐を見据え、今のうちから準備しておきたいという事と、なにより最終戦に来場して頂くロードレースファンの皆さまに、海外で参戦し活躍しているライダーを見て喜んで貰いたい、と言う想いから参戦させる事に致しました。
ブラッドリーはそんな皆さんへの期待に応え、ヨシムラチームでの鈴鹿レコードラップとなる、2分5秒438を叩き出してくれました。レースに於いてはぶっつけ本番の雨にかなり苦戦していましたが、レース後半にはペースアップも図れて、来季に向けた良い勉強になったと思います。
津田選手はこの週末、今ひとつ波に乗れませんでした。非常にポテンシャルの高いライダーなだけに少し残念です。
渡辺選手は予選では自己ベストの2分6秒0を出し、最も多く6秒台で周回できました。
レース1に於いても雨の中非常に良いペースで周回し表彰台まであと一歩でした。雨が苦手な渡辺選手の新たな一面を見ることができたと考えており、今後に繋がる良いレースでしたね。
今シーズン、我々の持てる限りの力を尽くしてマシン開発を進めて少しずつですが着実に進化していると思います。
ファクトリーチームとの差はまだありますが、今後もひとつずつ積み上げてさらなるマシンの進化とチーム力の強化に努めて、差を縮めて行きたいと考えています。
今シーズンもたくさんのヨシムラファンの皆さんの熱いご声援を頂き本当にありがとうございました。

 

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JSB1000決勝 レース1 正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR SP2 22'50.630
2 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +8.251
3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +10.733
4

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +11.653
9

津田 拓也

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +35.293
14

ブラッドリー・レイ

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +56.954

JSB1000決勝 レース2 正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 清成 龍一 KYB MORIWAKI MOTUL RACING CBR1000RR SP2 40'41.664
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +23.799
3 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR SP2 +32.888
9

ブラッドリー・レイ

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1'34.517
13

津田 拓也

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1'45.872
18

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1Lap

JSB1000公式予選1

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 2'04.571
2 高橋 巧 Team HRC YZF-R1 +0.374
3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.776
4 ブラッドリー・レイ ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +0.867
6

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.522
7

津田 拓也

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.582

JSB1000公式予選2

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 2'04.582
2 高橋 巧 Team HRC YZF-R1 +0.482
3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +1.266
5

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.727
6 ブラッドリー・レイ ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.753
7 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +2.115

JSB1000ポイントランキング

順位ライダーチームポイント
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 271P
2 高橋 巧 Team HRC 229P
3 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN 197.5P
4 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 187P
5 高橋 裕紀 MORIWAKI MOTUL RACING 174.5P
6 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL 160P
7 渡辺 一樹 ヨシムラスズキMOTUL 156.5P
8 清成 龍一 MORIWAKI MOTUL RACING 143.5P
9 秋吉 耕佑 au・テルルMotoUP RT 141P
10 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA 120P
24 ブラッドリー・レイ ヨシムラスズキMOTUL 25P

ピットツアー開催報告

ヨシムラジャパンより2018 SUPER BIKEサポーターズ年間パスをご購入いただきましたお客様限定で、「ヨシムラスズキMOTULレーシング ピットツアー」を開催致しました。

ピットツアー開催報告はこちらをご参照ください。
http://www.yoshimura-jp.com/info/2018-pit-tour.php