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MFJ全日本ロードレース選手権

Rd.7 オートポリス

2018 JSB1000

日程サーキットライダー 予選レース1レース2
2018年9月1日、2日 オートポリス
(大分)
#12 津田 拓也 6位中止11位
#26 渡辺 一樹 3位4位

「KYUSHU MOTORCYCLE FESTA in AUTOPOLIS」が大分県:オートポリスで開催された。今大会は2レースで開催される。
大分県と熊本県の県境付近の山間部に位置するオートポリスは天気が良ければ緑豊かな素晴らしいサーキットであるが、天候が変わりやすく雨が降ると深い霧に包まれて視界不良になってしまう。そんなオートポリス特有の天候に翻弄されたレースウィークとなった。

金曜日のART合同走行。前日までは好天であったが朝から雨が降り、朝一番のJ-GP2クラスの走行が濃霧のため20分間の走行に短縮された。雨は上がり次第に路面は乾いていくがところどころウェットパッチが残る難しいコンディションであった。1本目の走行では各チームタイヤ選択に悩んでいた。ヨシムラスズキMOTULレーシングの2台はドライタイヤで出ていく。
午後の2本目は濃霧のためコースインできず天候の回復を待つ。残り30分になるところでコースオープン。ウェット路面での走行となる。翌日の公式予選とレース1が雨の予報だったのでウェットのセッティングを確かめるために精力的に周回する。津田が1分57秒993、渡辺1分59秒104。総合では渡辺が3番手、津田は12番手につける。

翌土曜日も朝から深い霧が立ちこめる。9時55分コースイン予定のJSB1000クラスの予選はスタートが10分、20分とディレイし、コースインするもタイム計測をするに至らず2度の赤旗中断により一旦リセットされ、11時から50分間の予選に変更された。しかし今度は雨脚が強まりコース上の水膜がひどく安全性考慮のため午前中の走行は全てキャンセル、14時から50分間の予選に変更された。土曜日に開催予定だったレース1は中止となる。
その後天候は回復し晴れ間ものぞくほどになったが、JSB1000クラスの予選が始まる直前に大粒の雨。土砂降りとなりスタートディレイ。雨脚は弱まらず公式予選もキャンセルされた。翌決勝日の朝8:45から30分間で開催されることとなった。

決勝レース当日。前日までの雨と濃霧が嘘のような快晴。公式予選はウェット宣言が発表されたが路面は乾き始めていく。津田はドライタイヤで出ていくが完全ドライではないので2分5秒台からのスタート。一度ピットに戻り予選開始から約20分経過した時点で1分52秒台に入れる。
渡辺は序盤を走らず12分が経過した時点でインターミディエイトタイヤを装着してコースイン。その時点でのトップタイムを記録しドライタイヤへ交換、乾いてゆく路面に合わせてタイムを更新させていき、7ラップ目に1分48秒891と48秒台にいれて予選3番グリッドを獲得する。
津田もタイヤ交換してタイムアタック、予選終了2分前のラストアタックで1分49秒671をマークして予選6番手を獲得する。

決勝スタート前には完全にドライコンディションとなり、気温28度、路面温度43度まで上昇する。
決勝レーススタート。渡辺が上手いスタートを切り3番手で第1コーナーに進入する。続く3コーナーで2番手に浮上、オープニングラップを2番手で通過する。津田は7番手で通過。
渡辺は2周目に早くも48秒台に入れる1分48秒767のベストタイムをマーク、翌3周目の1コーナーでついにトップに浮上!その後も1分49秒前半から中盤のタイムで周回、 6周もの間ヨシムラスズキMOTULレーシングがトップを走行する。
津田はコンディションに合わせてやや固めのタイヤを選択、セットも変更した。レースの序盤、バランスが少し崩れて1分50秒台とラップタイムペースが上がらず7番手のポジションからなかなか順位を上げられずにいた。しかしレース中盤に1分49秒台に入れてからペースが落ちる事なく、15周目には1分49秒439のベストタイムをマーク。
レース後半のラップタイムダウンが課題であったが、今回は逆に後半にペースを上げて6番手まで順位を上げた。しかし19周目の1コーナーで前車との接触を避けようとしてコースアウト、すぐに復帰するも11位でフィニッシュした。
渡辺はレース後半1分49秒後半から50秒前半のラップタイムで周回、表彰台争いをしていたが次第にその差が開いて4位でチェッカーを受けた。

雨、濃霧、雷、と天候に翻弄され、十分な走行時間を確保できなかったオートポリス大会であるが、決勝レースで渡辺が一時トップの快走をみせて4位。
津田も課題であった後半のラップタイム向上を実現して次のレースに繋がる走りをみせた。次戦、岡山の事前テストでしっかりと準備を進めてさらなる高みを目指す。

 

津田拓也 選手コメント

今日は予選の後に今までとは違う方向に振ったセッティングに変更しました。走り出しはバランスが悪くてペースを上げることができませんでしたがタイヤがタレてきた時でもペースが落ちず、むしろ後半にトップグループと遜色ないタイムを出せたことはポジティブに考えています。と言うのも今までは前半で先頭グループについて行けても後半に離されるレースが続いていたので、後半にタイムが落ちないことはとても大切です。他方、レースの序盤にペースが上げられないことが課題としてみつかりました。シーズン後半に向けていろいろとセッティングを試している中でこのセットが自分のタイムを上げる要素になるのでは、と期待しています。
苦労はするだろうけど新しいことにチャレンジしないとトップには追いつけません。その中で次に繋がるヒントを見つけられたことは良かったと思います。ただ、前のグループに追いつきかけた時に前車に接近しすぎてコースアウトしてしまったのは自分のミスです。大変申し訳なく思っています。

 

渡辺一樹 選手コメント

どのチームも一緒ですがこのレースウィークは走行時間が短くてセッティングを詰め切れませんでした。事前テストでこなせなかった新しいメニューもテストできませんでした。逆に言えば調整の余地がたくさん残っているのですが、もう少しバイクとしてのベースをしっかりと造り込みたいと思います。
決勝レースではトップを走る時間が思いのほか長く取れました。抜かれてから自分のミスで前との差が開いてしまいましたが、そこからペースを戻して追いかけて行ったときに今までのように10秒、20秒と差が広がらなかったことはポジティブに捉えています。現状マシンとライダー自身が持っているポテンシャルを発揮してレースを行った結果が今日の順位だとしっかりと受け止めて、上に進むには何をしようか、と現在位置の確認ができたことは前向きに考えています。特にトップを走り、トップグループに付いていってネガな部分もポジティブな部分も見えたことが大きいです。次の岡山戦に向けてステップアップの方向性が見えたのでしっかりと準備をしたいと思います。

 

加藤陽平 監督コメント

天気に翻弄されたことは残念ですがそれはどのチームも一緒なので仕方ないです。ただ、我々はトップチームほどベースのマシンが完成されていない中、必死で追いつこうと努力しているので、走行時間が少なかったのは非常に残念です。
決勝レースに関しては前回のもてぎの結果から着実に一歩前に進めたと考えています。津田選手のコースアウトは残念でしたが、渡辺選手がレース周回半分に近い9周目までトップを走れた事は勇気付けられる内容でしたし、津田選手も中盤以降はトップよりも速いペースで走れた事は収穫です。
次戦の岡山は少し特色の違うサーキットになってはしまいますが、今回少し前に進められた状態を早く再現してそこから課題に取り組んで行きたいと考えています。また、テストパーツも多く準備しているので、チーム一丸となって次戦岡山では表彰台を目指して頑張りたいと思います。

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JSB1000決勝 レース2正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 36'34.167
2 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +1.151
3 高橋 巧 Team HRC CBR1000RRW +2.608
4

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +8.754
11

津田 拓也

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +41.521

JSB1000公式予選

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 1'47.955
2 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.597
3

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +0.936
6 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.716

JSB1000ポイントランキング

順位ライダーチームポイント
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 212P
2 高橋 巧 Team HRC 168P
3 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN 159P
4 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 135P
5 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL 126P
6 渡辺 一樹 ヨシムラスズキMOTUL 126P
7 高橋 裕紀 MORIWAKI MOTUL RACING 122P
8 秋吉 耕佑 au・テルルMotoUP RT 122P
9 清成 龍一 MORIWAKI MOTUL RACING 94P
10 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA 84P