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MFJ全日本ロードレース選手権

Rd.1 ツインリンクもてぎ

2018 JSB1000

日程サーキットライダー 予選1予選2レース1レース2
2018年4月7日、8日 ツインリンクもてぎ
(栃木)
#12 津田 拓也 2位3位10位6位
#26 渡辺 一樹 7位7位リタイヤ4位

いよいよ2018年シーズンの全日本ロードレースがここ栃木県:ツインリンクもてぎで開幕した。
今シーズンのヨシムラは昨年同様2台体制で臨む。6年目のシーズンとなる津田拓也をエースライダーに新たなメンバー渡辺一樹が加わった。
津田と渡辺は数年前までライバルチームとして全日本ロードレースでバトルを繰り広げてきた。津田にとって頼もしいチームメイトであると同時に大きなライバルとなる。どちらが先に表彰台に登るか、先日行われた東京モーターサイクルショーのトークステージで交わされた会話。すでに良きライバルとして意識し始めている。切磋琢磨しながら、ヨシムラスズキMOTULレーシングに良い結果をもたらすことを期待したい。

昨年、新型へとモデルチェンジしたGSX-R1000 L7、初年度によくある産みの苦しみを味わいベースマシンの高いポテンシャルを100%引き出せず不完全燃焼とも言える悔しい2017シーズンであったが、シーズンオフからテスト機会が少ない中でチームはマシン開発を進めてきた。
改良を加えたマシンと2人のライダーでシリーズチャンピオン獲得を目指す。

今シーズンのJSB1000クラスは2レース制が導入されて8戦13レースとなる。4月7日土曜日に開催される決勝レースが事実上の開幕レースとなる。2レースはチームにとって負担は増えるが、その分多くのデータを収集することができる。ライダーがシリーズ戦を闘う上でも仮に1レース落としたとしても致命的な打撃とはならず他のレースで挽回できるチャンスはある。観客にとっても2回レースが観られることは喜ばしい。

このレースウィークは木曜日に特別スポーツ走行が行われた。津田は1分50秒0 94のベストタイムで総合2番手につける。渡辺は1分51秒671で総合10番手につけた。翌金曜日のART合同走行1本目は、前夜の雨が乾き始める微妙なコンディション。各車様子見で津田と渡辺はそれぞれ12周と10周を走行、渡辺は1分50秒635で5番手、津田は1分50秒713で6番手につける。午後の2本目は完全にドライだが強風の中で行なわれた。
二人とも49秒台に入れるタイムを出し、渡辺1分49秒441、津田は1分49秒494をマークした。

土曜日に公式予選が行われた。
2レース制の今大会は、決勝レース1のグリッドは各ライダーのベストラップタイムで決定する。 決勝レース2のグリッドは、各ライダーのセカンドラップタイムで決定する。朝のうちに上がるとの予報であった雨は止まず、ウェットコンディションでの予選となった。
午後の決勝レース1も雨が予想されたためセッティングの確認のため精力的に走り込んだ。

津田は終盤の18周目に58秒台にいれる1分58秒926のベストタイムをマーク、決勝レース1の2番グリッドを獲得する。セカンドラップタイムは1分59秒512で決勝レース2 の3番グリットを獲得。
渡辺は最終ラップの18周目にベストタイム1分59秒766を出して決勝レース1の7番グリッドを獲得する。セカンドラップタイムは2分00秒459をマークして決勝レース2も7番グリッドからスタートする。

決勝レース1
4月とは思えないほど気温も路面温度も低くところどころウェットパッチが残る難しいコンディション。津田も渡辺もドライタイヤを選択して臨んだ。
津田はホールショットを決め、1コーナーをトップで進入するがオープニングラップを6番手で通過する。
渡辺は8番手で通過。津田の選択したタイヤが固めのタイプだったためその後もペースが上げられず次第に順位を落としはじめ、さらには5周目の90度コーナーでコースアウトを喫してしまい22番手まで順位を下げてしまう。
渡辺は徐々にペースを上げ、6周目には1分53秒台に入れ8周目には53秒534のベストタイムを出して追い上げを図っていたところマシントラブルが発生して90度コーナーで転倒、リタイアとなってしまう。
ペースを上げられず苦しい闘いを強いられていた津田であったが、一時2分00秒まで下がったラップタイムも7周目に1分57秒357、9周目1分56秒147、11周目1分54秒604と1秒程度ずつタイムを縮めてぐんぐん追い上げてくる。ファイナルラップにこのレースのベストタイム1分53秒272を出してレース1を10位でフィニッシュする。

決勝レース2
前日までの冷たい雨は止み、朝のうちは濃霧が立ちこめたが徐々に晴れて気温は低めながらも高い青空を望む好天となった。朝のウォームアップ走行、渡辺は1分50秒888のタイムで最後の確認を行う。津田はマシントラブルからハイサイド転倒を喫してしまう。
決勝レース2のスタート進行、身体が心配された津田であったがその身をマシンに置きコースインして3番グリッドに着くと駆けつけたヨシムラファンを安心させた。渡辺は7番グリッドからのスタート。
スタート直後、津田は高橋巧選手(ホンダ)との接触によりオープニングラップを8番手で通過、渡辺は2つポジションを上げ5番手で通過する。 全身の痛みが癒えない津田はペースを上げることができず序盤は1分51秒台の中盤から後半のタイムを強いられなかなか順位を上げられない。
渡辺は徐々にペースを上げて4周目には1分50秒317、トップを走る中須賀選手(ヤマハ)よりコンマ1秒速いラップタイムで順位を3番手まで上げる。6周目には1分49秒857のベストタイムをたたき出すとその後も49秒台後半から50秒台前半のタイムで周回、背後から迫ってくる4番手以降を抑えて3番手をキープする。
レース中盤に身体の感覚が戻ってきたと言う津田は9周目に49秒台に入れると49秒台を連発、14周目には49秒663のベストをマーク、満身創痍ながらも6位でフィニッシュする。
3位の表彰台争いをしていた渡辺であったがラスト3周で渡辺一馬選手(カワサキ)にかわされ惜しくも4位でフィニッシュした。

2018年のスタートは決して満足のいく内容ではなかったが、ヨシムラスズキMOTULレーシングが目指す「チャンピオン獲得」達成のためチームもライダーも高いモチベーションを持ちながら次戦鈴鹿に向けて動き出している。

 

津田拓也 選手コメント

今年になってマシンの開発速度が上がりましたがテストする時間が足りずレースウィークに入った木曜日もテストメニューをこなしていました。金曜日に気温が下がりましたがそのコンディション変化への対応が上手くできませんでした。雨の予選では問題なく走れて2番グリッドを獲得することができました。しかし昨日のレース1はドライタイヤの選択ミスが原因でぺースを上げることができませんでした。事前テストからソフトめタイヤをテストすることができなかったので結果的に堅めのタイヤを選択せざるを得ませんでした。最後までタイヤを温めることができず10位フィニッシュがやっとでした。レース2は朝フリーの転倒の影響で身体が言うことを聞かず最初の10周くらいは全くタイムを上げることができませんでした。中盤以降は身体も少しずつ使えるようになって感覚を取り戻せたのですが本来出せるタイムには遠く及びませんでした。
次戦、鈴鹿は事前テストでは良いデータが取れているのでレースウィーク初日からキッチリ詰めていくことができると思います。

 

渡辺一樹 選手コメント

初日の走行は少し苦労した状況からレースウィークがスタートしたのですが、チームがいろいろな解決策を探ってくれて、それがすごく早いスピードで良い方向へ進んでくれたのでとても安心しました。考え方、進む方向など良い意味で自分も意見をぶつけながら検討できたので一年間を一緒に闘うチームとして非常に信頼できると確信してヨシムラと言うチームの凄さに安心しました。
自分は17インチのブリヂストンタイヤで初めてレースをするのでレースディスタンスの中で事前に感覚を掴みたかったのですが金曜日はコンディションがなかなか安定せずロングランテストができず残念でした。しかし、初めてのチーム、初めてのタイヤ、初めてのGSX-R1000Rでレースをこなしてみてすごく良い感触を得ました。ましてや初戦で表彰台争いに絡めたことはシリーズを通して闘う上で期待できる結果だったのではないかと思います。正直、リスクを追って攻めれば抜かれた後にもう一度表彰台争いができたかもしれませんが、まずは結果を持ち帰ること、レースラップをこなしたデータを持ち帰ることに専念し、チームもそれを喜んでくれたので良かったと思っています。
今回初めてヨシムラで走ってみて"地のチカラ"を持っているチームなのだと実感することができたのでライダーとして非常に力強く感じました。

 

加藤陽平 監督コメント

もてぎの事前テストはありましたが天候の影響で実質走れたのは一日だけ。レースウィークはシーズンオフに開発した部品の確認から入りました。内容的にはポジティブで、そこをベースに金曜日はセッティングを進めて行きました。予選では気温・路温共に低い冷たい雨の中で津田選手が良い走りをして予選2番グリッド。渡辺選手も金曜日から彼らしい走りをするようになり、実質初めてと言える雨の走行でもタイムを出して7番グリッド獲得は良い走りだったと思います。
レース1は非常に難しいコンディションで津田選手はタイヤ選択のミスが原因で満足のいく結果ではありませんでした。渡辺選手は序盤しっかりと中位グループについて走り、これから前に出ようかという矢先にマシントラブルで転倒してしまいましたが、最善の対処をしてくれたおかげで他車を巻き込むことなく、本人のケガも酷くなかったことが不幸中の幸いだったと感じています。
今朝の朝のウォームアップ走行で今度は津田選手のマシンにトラブルにもトラブルが発生し転倒してしまいました。ライダーの二人には非常に申し訳ないことをしたと思っています。
その様な厳しい状況の中でレース2では二人のライダーが素晴らしいレースをしてくれたので、今回のレースはライダーに感謝してもしきれません。
津田選手は身体にかなりダメージがあって走るのが精一杯の中で、レース中盤かなり良いペース走ってくれたので次に繋がる良いレースをしてくれたと思っています。
渡辺選手は残念ながら表彰台にはあと一歩届きませんでしたが、前日の転倒もあり、先ずはヨシムラでの初レース、これまでの少ない走行機会の中で取り組んだ練習通りの走りをしてくれれば良いかな、と思っていたのですが期待以上の走りをしてくれました。今回の走りで渡辺一樹と言うライダーと、ヨシムラのパッケージのポテンシャルを魅せられたかな、と思っています。
次戦、鈴鹿は気を引き締めて今回よりも良い結果を出せるように尽力したいと思います。

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JSB1000決勝 レース1正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 43'23.878
2 高橋 巧 Team HRC CBR1000RR +9.963
3 清成 龍一 MORIWAKI MOTUL RACING CBR1000RR +12.141
10

津田 拓也

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1'30.773
リタイヤ

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R -

JSB1000決勝 レース2正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 42'07.532
2 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +12.586
3 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN ZX-10RR +22.124
4

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +22.610
6

津田 拓也

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +29.703

JSB1000公式予選1

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 1'58.077
2 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +0.849
3 星野 知也 TONE RT SYNCEDGE 4413 S1000RR 0.881
7

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R 1.689

JSB1000公式予選2

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 1'59.025
2 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.434
3 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +0.487
7

渡辺 一樹

ヨシムラスズキMOTUL GSX-R1000R +1.434

JSB1000ポイントランキング

順位ライダーチームポイント
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 50P
2 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN 36P
3 高橋 裕紀 MORIWAKI MOTUL RACING 34P
4 秋吉 耕佑 au・テルルMotoUP RT 29P
5 津田 拓也 ヨシムラスズキMOTUL 26P
6 山口 辰也 Team SuP Dream Honda 25P
7 星野 知也 TONE RT SYNCEDGE4413 23P
8 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 22P
9 高橋 巧 Team HRC 22P
10 清成 龍一 MORIWAKI MOTUL RACING 20P
11 渡辺 一樹 ヨシムラスズキMOTUL 18P