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MFJ全日本ロードレース選手権

Rd.9 鈴鹿サーキット

2015 JSB1000

日程サーキットライダー 予選Q1予選Q2レース1レース2
2016年11月5日、6日 鈴鹿サーキット
(三重)
津田 拓也 1位 4位 4位 9位

全日本ロードレース最終戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催された。
最終戦は「MFJグランプリ」として開催され、各順位の規程ポイントに3点が付与される。さらにJSB1000クラスは2レース制となり、それぞれのレースに3ポイントが付与されるので2レースとも優勝すると58ポイントを獲得することができる。
レース1は8周という超スプリントレース、レース2は20周のレースと、性格の違うレースを2回闘う難しい大会となった。

ヨシムラ スズキ シェルアドバンスの津田拓也は開幕戦から前戦岡山大会のレース1まで表彰台に立ち、シリーズポイント113の2位で最終戦を迎える。
トップを行く中須賀選手とは27ポイント差。
今大会は、事前テストが無かったので木曜日からレースウィークがスタートした。この週末は天候に恵まれ晴天続きとなった。

木曜日からレースウィークがスタート。
気温も路面温度も低く路面温度は30度に達しないコンディション。
特別スポーツ走行は、午前と午後1本ずつ行われ、津田はただ一人6秒台の2分6秒829のトップタイムを記録する。
金曜日のART合同走行では、穏やかで暖かくなった天候の中。
午前中の1本目は2分7秒251、午後の2本目は2分6秒884。総合4番手で二日目を終える。

11月5日(土)の公式予選は「ノックアウト形式」で行われた。
全ライダーによる35分間のQ1セッションで計時上位10人のライダーを選定、Q2セッション(トップ10チャレンジ)に進む。
Q1セッションの結果がレース2のグリッド、Q2セッションの結果がレース1のグリッドとなる(レース1の11 位以下のグリッドはQ1の結果)
予選日も朝から好天。金曜日よりも暖かくなり、予選が行われる午後1時15分から2時10分まではこの週末で一番暖かい日となった。
津田は決勝用タイヤで10周をラップ。アタック5周目に2分5秒824とただひとり5秒台に入れてレース2のポールポジションを獲得した。

Q2のトップ10チャレンジは、10台によるタイムアタック。
津田はQ1よりも少し柔らかめのタイヤを履いてコースイン。
しかし、このウィークに初めて履くタイヤでマシンのバランスが少し崩れてしまい、思うようにタイムが伸びず2分6秒288とセカンドロー・4番手に沈んでしまう。
だが、決勝用タイヤで5秒台を出せたことに津田自身も驚き良い意味で予想外の結果となったことは明日の決勝レースに向けて好材料となった。

▼レース1(8周)
11月6日(日)の決勝日は朝から好天。
超スプリントのレース1は午前11時5分にスタート。
津田は絶妙なスタートを切りアウト側からポジションをひとつ上げて第1コーナーへ3番手で進入する。
オープニングラップを3位通過、2周目には2分6秒315のベストタイムで前を行くトップ2台を追い上げる。
トップ争いの抜きつ抜かれつのバトルをする中須賀克行選手(ヤマハ)とレオン・ハスラム選手(カワサキ)の後方で津田は安定したラップタイムで勝機を窺う。
しかし、5周目のシケインで渡辺一樹選手(カワサキ)、野左根航汰選手(ヤマハ)にかわされ5番手に後退してしまう。
津田は冷静にラップを続けて翌周の6周目には野左根選手を抜き返し4位でフィニッシュした。

▼レース2(20周)
同日午後3時5分にスタート。
レース1の時間帯は暖かかったが、レース2の時間帯は冷たい風が強く吹きつけるコンディションとなっていた。
津田は4番グリッドから好スタートを決め2番手で第1コーナーに進入するが、続く東コースで加賀山就臣選手(スズキ)、高橋巧選手(ホンダ)にかわされ4番手で西コースへ向かう。
オープニングラップを終え、2周目に入ったホームストレート上で加賀山選手がハイサイド転倒、それに巻き込まれたレオン・ハスラム選手、渡辺一樹選手も転倒する多重クラッシュが発生、赤旗中断となった。
再スタートも津田は好スタートを切り2番手で第1コーナーに進入する。
津田はオープニングラップを4位で通過、3周目には2分7秒138の先頭グループの中で最速タイムで周回、これから追い上げるという矢先の最終シケインでフロントから切れ込んで転倒、左手を強打してしまう。
マシンを起こして再スタートを切るが19番手まで順位を落としてしまう。それでも冷静に状況を判断して周回を重ね、着実に順位を上げていく津田。
15周を過ぎた辺りから強打した左手の感覚が無くなりながらも懸命な追い上げで9位フィニッシュを果たす。

2016年全日本ロードレース選手権は、総合結果シリーズランキング2位というポジションで終えた。
来期は今シーズンの経験を活かして頂点を目指す。飽くなき挑戦。
これからの熱い闘いにご期待ください。
今年一年間、ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE レーシングチームへのご声援を誠にありがとうございました。

 

津田拓也 選手コメント

マシンはチームが一生懸命に仕上げてくれているのでの調子が良いのですが、まだ自分が思い描いているところまでには至っていない感じです。
予選のQ1、決勝用タイヤで5秒台に入ったのは嬉しい誤算でしたが、6秒台前半のアベレージが出た!、5秒台に入った!と言っても満足ができなくなってきていました。
チームも一緒だと思うのですが、求める領域がドンドン高くなっています。
来シーズン新型マシンが投入されると言われていますが、新型マシンを投入したからと言っていきなり勝てるわけがなく、ヤマハファクトリーに勝つにはR1より遥かに戦闘力の高いバイクか、中須賀選手を超えるライダーになるかしかありません。
自分はこのシーズンオフを通じてライダーとしての技量・力量を上げていくように鍛えていきたいと思います。
今シーズンは、中須賀選手に少しずつ追いついていると感じています。
現状のマシンに何か変わったところを追加した訳ではなく、ここまで実感できた事はチーム力の成長だと思っています。
レース1、2共に、トップ2台の仕上がり高く、その中で自分も何とかそのペースに付いていこうと取り組んで頑張ったのですが、やはり少し差があって、その差を埋めようとすると無理が効かない状態になってしまい、その差を埋めることができませんでした。
自分がその状況を見誤ってしまって、無理したペースで付いていってしまったのが転倒の原因です。
マシンに影響はほとんど無かったのですが、転倒したときに左手を強打してしまい後半は腕にチカラが入らない状況になりました。
今シーズンは苦しかった1年でした。
今までは自分の経験不足であったり失敗が多かったのですが、今シーズンは結構上手くやれているなって思っているのに、ギリギリで表彰台に登れたり登れなかったりの状態でした。
トップとの差もさることながらライバル達がチカラをつけてきているし、相手マシンのレベルが上がってきていると自分の肌で感じていました。
そこに勝とうとみんなで努力していたのですが厳しい1年でした。
自分自身のレベルアップとしては厳しいシーズンを過ごす方が成長できたかなと思っていますが、ライバル達との差を埋めるレベルまで到達できなかったかなという感じです。
中須賀選手の走りに、マシンを操るライダーとしても勝てなかったのが心残りですが、この悔しさをバネに自分自身をもっと鍛えてレベルアップさせたいと思います。

 

加藤陽平 監督コメント

去年の最終戦のペースが非常に良かったので今回はタイヤも事前にほとんど決めていて、マシンのセットも実績のあるものでスタート。してこのウィークはそこに微調整を繰り返したという状況でした。
Q1の5秒台というのは津田の人間力によるものが大きく本当に凄いな、と思いましたが、アベレージタイムを見ると去年の方が良いタイムを刻んでいる状況だったのでちょっと積み上げができなかったな、というのが正直な感想です。
ですが現状できることのベストを尽くして、レースには臨みました。
決勝レース用に選んだタイヤが少し固めと言うか(この時期にしては)路面温度が高い時に機能するクセが若干あるタイヤでした。予選の時間帯が路面温度も高く風もないコンディションだったのですが、決勝日、気温はあったのですが風は強くてタイヤが冷えやすい状況だったので、決勝レースのタイム差はタイヤ選択の影響があったのかもしれません。そこはチームとしてもう少し考えておかなくてはならない状況だったかな、と思います。
我々としては選べるタイヤの中でちゃんとしたものを選んだつもりですが、タイヤ選択に関する判断は今後の課題です。
昨年は我々が持っているチカラを安定して出せなかった、実力通りのレースができなかったのが課題だと思います。

今年は今日の結果も含めて現状ベストで闘ってきました。その結果として獲得したランキング2位が今年の我々の実力だと思います。
最終戦こそ表彰台に乗れなかったですけどそれまでは拓也の頑張りとチームのまとまりで持てるチカラを全て出した上で2位や3位の表彰台獲得レースが続きました。来年ニューマシンで本当の意味でチャンピオンを獲りに行くという視点でみれば非常にポジティブな1年だったと思います。仮に来年マシンに戦闘力があったとしてもそこができなければチャンピオンなんて程遠い話なので、そこができたと言うことは2016年度の大きな収穫だったと考えています。
このオフシーズンの間には新型GSX-R1000の開発を進め、中須賀選手に追いつくところだけを目指すのではなく追い越すことを目標に頑張りたいと思います。
そして、今年一年ヨシムラスズキシェルアドバンスレーシングチームを応援して頂いたファンの皆様、沢山のご声援を頂きまして誠に有難うございました。
皆さんの応援を力に、ヨシムラは来期に向け全力疾走で進んでいきたいと思います。

 

  • 2016 JSB1000 Rd.9 鈴鹿サーキット 01

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  • 2016 JSB1000 Rd.9 鈴鹿サーキット 10

  • 2016 JSB1000 Rd.9 鈴鹿サーキット 11

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JSB1000決勝 レース1正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 16'54.933
2 レオン・ハスラム TeamGREEN ZX-10R +0.472
3 渡邊 一樹 TeamGREEN ZX-10R +1.122
4

津田 拓也

ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000L6 +3.889

JSB1000決勝 レース2正式結果

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 42'31.250
2 レオン・ハスラム TeamGREEN ZX-10R +3.501
3 高橋 巧 MuSASHi RTハルク・プロ CBR1000RR +5.595
9

津田 拓也

ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000L6 1'00.358

JSB1000公式予選 Q1

順位ライダーチームマシンタイム
1

津田 拓也

ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000L6 2'05.824
2 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 +0.023
3 高橋 巧 MuSASHi RTハルク・プロ CBR1000RR +0.626

JSB1000公式予選 Q2

順位ライダーチームマシンタイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 2'05.535
2 レオン・ハスラム Team GREEN KAWASAKI ZX-10R +0.154
3 高橋 巧 MuSASHi RTハルク・プロ CBR1000RR +0.355
4

津田 拓也

ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000L6 +0.753

JSB1000ポイントランキング

順位ライダーチームポイント
1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 196P
2 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス 149P
3 高橋 巧 MuSASHi RT ハルク・プロ 143P
4 山口 辰也 TOHORacing 139P
5 野左根 航汰 YAMALUBE RACING TEAM 132P
6 渡辺 一樹 Team GREEN 126P
7 今野 由寛 MotoMap SUPPLY 101P
8 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA 100P
9 藤田 拓哉 YAMALUBE RACING TEAM 95P
10 酒井 大作 Team Motorrad39 94P